http://www.youtube.com/watch?v=KFLuZubqizI
http://www.youtube.com/watch?v=GZxImsH5rOk


▼この歌詞が凄い(第1回)
http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND22249/index.html

男女ツインボーカルでカップルの別れを歌ったこの曲。

「Lucky」という明るいタイトルが裏腹に感じるけれど、
サビで以下のように巧くまとめています。

女「少しの 私らしさとか やさしさだけが 残れば まだラッキーなのにね」
男「少しの 男らしさとか 広い心が 戻れば まだラッキーなのにね」

10代の女の子や男の子が、別れのあと自分に何が残るだろうと考えるかね。
女が「残る」で男が「戻る」なのも深い。

SUPERCARがデビューしたときの売り文句って、
「青森在住の少年少女による自然体な青春ロック」とかだったけど、
どこにでもいる若者が日常生活のなかでこんな歌詞を書くのが「普通」だったら、
ワイなんかとっくに失業して首つってるわ。

という瑞々しい才能に溢れたSUPERCAR初期の名曲でした。

あと、
初めて聴いたときに驚いて、いま聴き直しても新鮮なのが以下の箇所。

「今はどうしても言葉につまるから」
「ヒキョウなだけでしょう?」

字面だけ見れば男→女と掛け合うのが当然に思えるのに、
ナカコーだけが淡々と歌うのは偉大な発明です。
ただのデュエット曲ではないという意志を感じます。


続く

コメント

Hanoi
2012年3月2日16:56

ハイビジョンしか聞いたことない!出直して来ます><

pkms
2012年3月2日17:27

> ノイハー
いまだにCMソングで使われるくらいだから、
SUPERCAR=『HIGHVISION』という人が多いんじゃないでしょうか。
実際『HIGHVISION』名盤だし。

SUPERCARのオリジナルアルバムは5枚(+レアトラック集2枚)あるけど、
それぞれ趣が異なるので、
ベスト盤じゃなく、別個に聴いていただきたいものです。

まあ適当にYouTube漁ってもいいんですけど。

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